丸山眞男は戦後民主主義をいかに構想したか

kissho2011-10-13




第13回 丸山眞男文庫記念講演会
丸山眞男戦後民主主義をいかに構想したか
―「精神的貴族主義」と「少数者」との関連



講師:三谷 太一郎 氏(東京大学名誉教授)


日時:2011年11月10日(木) 15:00〜16:30


会場:東京女子大学 23101教室


東京都杉並区善福寺2-6-1(JR西荻窪駅北口より徒歩12分。バスの場合は西荻窪駅北口より吉祥寺駅行き東京女子大前下車)


申 込 不 要・入 場 無 料


【講師プロフィール】 三谷 太一郎(みたに・たいちろう)氏


1936年、岡山市に生まれる。学部学生として丸山眞男教授の「東洋政治思想史」の講義を聴講する。岡義武教授に師事して日本政治外交史を専攻する。東京大学法学部教授、ついで成蹊大学法学部教授を務める。現在東京大学名誉教授・日本学士院会員。著書として『政治制度としての陪審制―近代日本の司法権と政治―』(東京大学出版会、2001年)、『ウォール・ストリートと極東―政治における国際金融資本―』(東京大学出版会、2009年)、『近代日本の戦争と政治』(岩波人文書セレクション版、2010年)その他がある。


丸山眞男について書いた文章として、次の7篇がある。
?「少数者の思想―丸山真男『戦中と戦後の間 1936−1957』」(『思想』第639号、1977年9月)、

?「「文明の精神」と「独立」―丸山眞男著『「文明論之概略」を読む』によせて」(『思想』第759号、1987年9月)、

?「わが青春の丸山体験」(『みすず』1996年10月、補筆の上『丸山眞男の世界』みすず書房、1997年所収)、

?「吉野作造丸山真男」(『ちくま』1996年12月、補筆の上『近代日本の戦争と政治』前掲所収)、

?「思想家としての丸山真男」(『思想』第888号、1998年6月)、


?「丸山眞男の政治理論―1950年代の状況との関連とその普遍性―」(『丸山眞男手帖』第38号、2006年7月)、


?書評『丸山眞男回顧談』(『日本経済新聞』2006年12月10日)


[問合せ先]

東京女子大学 丸山眞男記念比較思想研究センター

03-5382-6120


丸山眞男文庫とは】
日本政治思想史の研究を中心に、政治思想家として世界に向けて発信し続けた丸山眞男は、戦後の日本を代表 する知識人でありましたが、その思索の跡を伝える約二万冊の蔵書と約三万頁の手稿類が1998年に東京女子大学へ 寄贈されました。東京女子大学は、日本における丸山眞男研究の拠点となり貴重な資料がひろく活用されることを 願って丸山眞男文庫を設立し、調査と整理を進めるとともに講演会等を開催しています。