[]アウラ クラシック・ア・カペラ
クラシック・ア・カペラという音楽ジャンルは日本ではまだ非常に認知が低く、広まっていない。そういう音楽性を受け入れる土壌がないわけではないはずだが、市場性を開拓するのに失敗しているような印象がある。
そういう中、以前にご紹介したことがある女声5人組のアンサンブル・プラネタは比較的良い成功を収めた例である。だが、このグループも草創期からメンバーだった屋台骨エースソプラノの高橋美千子が脱退。立石玲が抜けた1度目に続いて、2度目の大きなメンバー変更をしたばかり。最新アルバム「Largo」が発表直前で、来月から年末にかけてコンサートが連続する予定。せっかくここまで成長してきたグループには今後とも大きく飛躍してもらいたい、と願う。
さて、同じようなクラシック・ア・カペラの新しいグループに「アウラ」という5人組がいる。Auraと綴るが、英語で言えばオーラ。2003年7月に結成された。女声5声
のアンサンブルである。プロデューサーは岸健二郎。
ルネサンス期の教会音楽、クラシック楽曲などを中心に、オペラ、器楽曲などにも詞を引用して編曲し、歌っている。これまで2枚のアルバムをつくり上げ、白寿ホール、玉川学園チャペル、近江楽堂、ルーテル市ケ谷センター、日本福音ルーテル東京教会、目白聖公会などでミニ・コンサートを断続的に行なってきた。
このアウラが、このクリスマス、12月23日(祝・土)に吉祥寺の武蔵野公会堂でクリスマスコンサートをやるという予定がある。詳細がわかり次第、また、ご紹介したいと思っている。
畠山真央 国立音楽大卒
原嶋絵美 国立音楽大卒
佐藤悦子 玉川大卒
菊地薫音 東京音楽大卒
星野典子 玉川大卒