[]無料ウイルスソフト AVG-antivirus

dc38440b.bmp この1,2年ほど、ウイルス対策ソフトウェアには一つ大きな問題が生じている。ウイルスを防止するソフトウェアがあまりに重たくなりすぎていることである。よほど高出力の馬力があるパソコンでない限り、快適に動作することがない。入れた途端にのろのろし始め、まるで壊れたのかと勘違いするほど調子が悪化する。



 日本国内でのウイルスソフトの2大横綱といえば、ノートンシマンテック社)とウイルスバスタートレンドマイクロ社)があり、アンチウイルス2007,ウイルスバスター2007,ノートン360など最新製品を次々に投入している。それに続くのがマカフィー。だが、これら3社の製品とも2006年のモデル以降は重量が重くなりすぎており、2007年以降モデルでは数年前のパソコンに組み込んでまともに動くと思わない方がよい。メモリーが1G以上、CPUが2G以上あればとりあえず合格であるが、理想的にはメモリーは2Gから4Gは合った方が良い。特にWindows Vista に2007年以降のウイルスソフトを組み込む場合には2G以上のメモリーは必須である。そうでない限りあまりに遅すぎて使い物にならない。

 

 これは超がつく高速な処理能力を持ったパソコンでないとまともに動かないというWindowsVista固有の問題でもあるが、ソフトウェアの動作環境がどんどん大きく膨張していることはたいへん深刻な問題である。軽量なマシンでもかなり安定して動いてくれるWindows2000の時代がかなり懐かしい。Windows XPのセカンドエディションを作るか、あるいはXPをややダウングレードし、アイコンの絵柄、GUI=見た目などが多少シンプルになろうと、あれこれ余計な機能を極限まで省いてメモリー、CPU消費を抑えたモデルを作ってくれた方が遙かに需要はあるし、消費者は喜んだはずである。まだ十分現実的利用に耐えるにもかかわらず、大枚はたいてせっかく買ったパソコン本体をどんどん買い直して捨てなければならないというのはおかしい。

 

 私は一応、法人格は作ったが、実際上は全くフリーランスの個人事業でパソコン・システム出張サポートの仕事をしているので顧客のパソコンにウイルスを組み込むことも今までに何十回とやってきたが、最近、困るのが最新のウイルスを入れられなくなったこと。だから、あえて古い年式のノートンを買ってきて入れたりすることさえある。



 最近、連続して10人前後の人にお勧めして入れているのが、AVG-Antivirus。知る人ぞ知る無料で使えるウイルスソフトである。Grisoftというチェコに本社がある旧東欧のソフトウェア会社がアルゴリズムやプログラミングを開発、売り出した。英語圏では世界的にかなり信頼され、広まっており、マイクロソフトのオフィシャルパートナーにもなっている。



 だが、各国語版の展開が遅れてこれまでは英語のものしかなかったが、この8月8日からついに日本語版のローカライズが完成。一般に公開された。ダウンロード数が一挙に激増し、サーバーがパンク状態に陥った日もあったという。もちろん、このAVG-Antivirus には商用利用のProfessionalモデルがあり、こちらは年間3400円。だが、2年だと4,500円なので2年分の購入としてはたいへん安いと思う。無料のAVG-Antivirusはそれが無料で使えるというのだからこれほど気前の良い話はない。一切、サポートが受けられず、高速アップデートではなく低速アップデートしかできないが、実際にウイルスを防御する力はしっかりあって、それが日本語で動くのだから、それだけで万々歳、素晴らしいとしか言いようがない。近時はウイルス対策よりも、WindowsUpdateとスパイウェア削除をきちんとやることの方が遙かに重要になってきている。



 しかもこのAVG-Antivirusが最も優れている点が、極めて小型軽量、動作が俊敏だということ。何と言っても最小システム要件が

 CPU Intel 486, 133 MHz

 30 MB のハード ドライブ空き容量

 32 MB RAM

 

 である。まるで12年前のWindows95が出たときの数値であり、ノスタルジックな感傷さえ沸き立たせるスペックである。それでいて最低限必要な機能はクリアしており、Windows95からWindowsVistaにまで対応しているのだから極めて広い汎用性がある。やはりソフトウェアとはこうでなければならない。

 

 このAVG-Antivirusを日本国内で販売している唯一の代理店が、株式会社コジェンメディア(CoGen Media )。何とここ吉祥寺にあるベンチャー企業である。設立は2年前の2005年夏。ちょうど今、改築工事中の焼鳥屋・いせや本店ビルのすぐ隣というべきビルにある。社長はカナダで生まれ育ったジャック・レオンチェン氏。母言語は中国語であるが、英語はもちろんのこと、日本語がほぼ完璧に近い。もちろん、日本語を学ぼうとする本人の努力もあろうが、クウォーターの日本人であるからだとのことで、発音面でほんの少しネイティブ日本人とは違うと思われる面があるが、意思疎通面では何の問題もない。顔立ち、話し方、表情、話の内容などから見ても一発で十分に信用できる優れた人物だとわかる。私よりもわずかに2ヶ月前に生まれたほぼ同級生の様な感覚もあって、親近感が持てる人である。私が以前に働いていた会社の社長のことも知り合いだったらしくよく知っていた。

 

 コジェンメディアは、他にも



 RarlabのWinRAR 

 Radmin3.0

 ビデオマジックmuvee6

 スパイハンターX 

 

 といったソフトウェアについても日本語翻訳ローカライズ、国内販売総代理店、国内サポート業務担当として活動している。



株式会社CoGen Media

英文社名 CoGen Media Co., Ltd.

代表者 代表取締役 ジャック レオンチェン

設立 2005年6月13日

〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山 1-2-2 グレイス御殿山 5F



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