[]武蔵野郵便局 大混雑

51396038.JPG 郵政民営化がスタート。私が以前から疑問に感じているのが郵便局の慢性的な混雑。吉祥寺にも集配郵便局の武蔵野郵便局、いくつもの特定郵便局があるが、どこも混雑している。郵便局は夜遅くまで営業ができないのかといえばそうでもなく、吉祥寺にも6時まで郵便が出せるロンロン内郵便局のようなところもあり、限定的だが21時、23時くらいまでATMも使えたりする郵便局がある。渋谷や新宿の郵便局はATMも含めて24時間動いているのだから、法的に禁止されているわけではないようだ。



 だいたいは郵貯が4時まで、郵便が5時までということでしまってしまうところが多い。今日日、5時で営業がぱたりと終わってしまうような業務ではさすがにやっていけないのではないかと思われてならない。需要はあるのにやっていないのは民間ではあり得ないと思う。



 武蔵野郵便局で郵便を出そうと思って出かけたら、何と10人待たされる札をとる羽目になった。私の直後にさらに2人が追加になり、最大で12人待ちの状態。まだ、夕方4時40分の出来事である。9月13日のことだったので、特に忙しい日というわけではなさそうであるが、保険や郵貯といった本来、郵便局の業務からは切り離しても良い分野のカウンターが広く、逆に郵便のカウンターが少なくて狭い。

 

 郵便事業は赤字だというが、しかし、クロネコヤマトら民間業者の参入を総務省、旧郵政省は執拗に妨害し、結局、クロネコヤマトメール便に特化して営業を行うことに切り替えた。これはこれで収益性はぎりぎり、ほとんど無いと聞くが安定的に運用が為されていることは立派だ。



 郵便局が投資信託を売ったり、簡保を売ったりする必要は本来なかったはず。民間にいくらでも代替商品がある。そちらへの規制を合理的にする必要はあるが、民業圧迫の領域ばかりに力が入り、最も手を抜いてはいけないはずの郵便が非常に疎かになっている印象があって不安が残る。



 多くの人口と需要がある武蔵野市でさえこの状態であれば、地方を含めてこのままで郵政は大丈夫なのかと思えてしかたない。郵便事業はあまりやる気がない、できない、赤字だというのならば、クロネコヤマトのようにその能力や意思を持っている民間に譲った方がよい。