[]マリア様がみてる

6aedf0fa.bmp 今日、改正されたばかりの時刻表を買おうと吉祥寺、ユザワヤの地下一階にフロアを構える啓文堂書店に入ってレジで支払いをしたところ、レジのところに数種類、ちらしが置いてあった。そのうち一つが



 「マリア様がみてる



 というものであった。集英社からDVDが発売されたことによる販促らしい。目が大きい、少女漫画のようなキャラクターたちでずばりオタク系のアニメのようだ。良くわからないが、これはテレビ東京系で放映されたドラマのようで人気を博したので商品化されることになったらしい。そして、舞台がここ武蔵野市なのだそうだ。武蔵野の丘の上にあるという設定の架空の学園、リリアン女学園高等部が舞台の青春学園小説。

 

 この学校の特徴として「スール(姉妹)」という制度があり、これはロザリオを受け取り、上級生と下級生との間で「姉妹」として強い絆で結ばれ、指導を受け継いでいくという仕組みらしい。この学校はカトリックのミッションスクールという設定になっている。



 これを読んで直感したが、これ、静岡県裾野市にある不二聖心中・高をモデルにしているのではなかろうか。聖歌隊の合宿であそこには行ったことがあるが、あの学校も全寮制、こういう上級生と下級生とがグループを作って食事をしたり、掃除をしたり、相談に乗ってもらったりする仕組みがあり、それゆえいじめなどへの対応が極めて効率的になされ、発生が少ないとニュースの特集で報じられていた。カトリックの女子校で丘の上に立つという設定も全く同じ。



 中国福建省の恵安にも「姉妹伴」という強い絆で結ばれる伝統があり、7、8歳の時に同世代の仲良し10人前後で結成され、その絆は生涯、ずっと続くというもの。ふっとあれも連想しながら思い出した。意外にもこのアニメ、少女漫画かと思いきや半分以上は男性ファンだという。ちょっと(というか、全く)ついていけない感覚である・・・。