[]月窓寺

0f077527.JPG 吉祥寺最大の寺、月窓寺。正式名称は雲洞山月窓寺で厳しい只管打坐の修行で知られる座禅の曹洞宗。吉祥寺には武蔵野八幡宮の裏手に「四軒寺」という交差点があるが、その名の由来になった。四軒の寺とは、ちょうど交差点のところにある蓮乗寺、光専寺、そして、武蔵野消防署の隣、中村法律事務所の裏手にある安養寺、そして、この月窓寺の4つをいう。書道、合気道など各種稽古事教室も開かれている。

 

 月窓寺

 〒180-0004 

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11

 0422-22-2345



ここで吉祥寺の他の寺はやっていない2つの大きな催しを毎年恒例でしている。秋の薪能と並ぶ月窓寺の名物催しが、花祭り。仏教の教えを説いた釈迦の生誕を祝うものであり、これが本日行われる。市内の子どもたちを募って行う稚児行列や縁日、各種催しなどが広々とした中庭であり、商店会も含めた交流の場になる。



 西友吉祥寺店のサンロード側口、およびサンロードがF&F通りで途切れているところを少し西へ行った二カ所が寺の入り口。吉祥寺のサンロード商店街周辺の土地はほとんどがこの寺の所有地であり、不動産だけでなく、保有する金融資産も巨額。都内では浅草寺に次ぐ第二位の資産らしく、三菱東京UFJ銀行・吉祥寺支店の支店長にとってはお正月の月窓寺詣でが最初の仕事だと言われたのを商店会の話で聞いたことがあるが、おそらく本当の話だろうと思う。



 重要な檀家などの場合を除いて滅多に葬式などが行われることがないと言われる。実際、ほとんど見たことがない。逆に安養寺は空いている限り、広く葬儀の利用がなされるので頻繁に会葬案内が立っている。