岩渕真奈

8b9715ea.jpg 先週終わったサッカーの東アジアサッカー選手権。女子は優勝し、男子は3位と惨敗した。この女子のなでしこジャパンに現役高校生のストライカーがデビューし、得点王になった。名を岩渕真奈という。1993年生まれ。都立小平西高に在学中である。日テレ・メニーナに所属し、さらに上部のチームである日テレ・ベレーザにも高校生ながら登録されて、プレナスなでしこリーグの試合にも出場。期待のフォワードである。



 彼女はここ武蔵野市出身。2学年上の兄は、正月に天皇杯で旋風を起こした明治大サッカー部に所属。大学進学前はFC東京U-18で背番号10のレギュラーだった。兄の影響で兄も所属していた関前SCでサッカーを始めた。関前SCは黄色・青・青のユニフォームで大人の一般人チームも持っており、武蔵野市リーグ(Mリーグ)にもエントリーしている。私も今年度のMリーグで武蔵野中央公園において10月11日(日曜)、関前SCとは対戦したがまるで相手にならず実力差が遺憾なく出てしまい0−5とボロ負けした。武蔵野市は、少年サッカーから大人のサッカーまで、横河武蔵野SCやむさしのFCなど力を入れてサッカーに取り組んでいるチームが多い。

 

 岩渕選手は2005年にセレクションに合格し日テレ・メニーナ入団。タイトル獲得に貢献。2007年からトップチームの日テレ・ベレーザにも登録され、10月21日の浦和戦でなでしこリーグ初出場。さらに、U-16日本代表に選ばれ、AFC U-16女子選手権準優勝。勢いそのままに2008年10月から11月にかけて開催されたFIFA U-17女子ワールドカップ日本代表に選出され、出場3試合で2得点。日本代表はベスト8だったが、大会MVP(ゴールデンボール賞)になった。また、AFCにおける最優秀女子ユース選手にも選出され、AFCアワードにおいて表彰を受けた。この世代でアジア最高のプレーヤーということになる。2009年、U-19女子アジア選手権(中国)に出場するU-19女子代表に選出されると、準決勝、決勝で決勝ゴールを挙げ大会MVPに選出。2010年、サッカー日本女子代表なでしこジャパン)に初招集され、東アジアサッカー選手権2010登録メンバーに選出されて、今大会の活躍に繋がっている。



 すでにトップチームのベレーザでも主力のエース。昨季はベレーザでもスタメンに定着し、なでしこリーグ17試合に出場して5得点と、同年代の中では際立った活躍を続けている。