日本基督教団 吉祥寺教会 創立80周年

 吉祥寺本町2丁目、五日市街道に面したイタリアンレストラン"Trenta tre 33"脇の細道を入ったところにある日本基督教団 吉祥寺教会。今年、80周年を迎えた。3階建てコンクリート製の現教会堂を作られたのは先代の竹森満佐一(たけもりまさいち)牧師。教団立の牧師養成大学、東京神学大学で教鞭をとりながらこの教会の主任牧師を務めた。人格的に高潔で厚い信頼を集め、学術的な成果も非常に多く残したたいへんな秀才であった。日本人で初めてハイデルベルク大の客員教授も務めた。ドイツ語、英語、ギリシャ語など以外にもラテン語を含む数カ国語の語学にも通じていた。20年前、1990年に逝去されているが竹森牧師の下からは多く門下生が出て活躍している。東神大の前学長、山内眞牧師も吉祥寺教会で働いた竹森牧師の教え子。



 http://www.tuts.ac.jp/02/kyouin/01.htm 

 

 吉祥寺教会の主任牧師である吉岡光人師は竹森門下生最後の一人で妻の吉岡康子牧師も東神大時代、竹森牧師の教え子で現在、教団の青年会であるSCF(学生キリスト教友愛会、中野区)の館長でもある。吉岡光人師は現在、教団の西東京教区前議長や「信徒の友」編集長、日本賛美歌学会事務局長、CMCC(キリスト教メンタルセンター)理事など重要な役職を務めており、いずれ近い将来、教団議長に推されていく器として期待されている。

 

 現在、教団議長であり青山学院第13代院長の山北宣久は聖ヶ丘教会で山北多喜彦牧師の家に生まれた。山北多喜彦は”静かな湖畔の森の陰から・・・”の歌の作詞者としても知られる。その息子にあたる宣久は東京神学大在学中にはこの竹森満佐一から薫陶を受けている。吉岡康子牧師はこの山北議長が牧師をしている聖ヶ丘教会出身であり母教会の牧師になることと、また、二人はともに青山学院で宗務部の教鞭をとる同僚でもある。吉岡夫妻にとって彼は大学時代の共通の先輩に当たり、そうした縁で互いに親しい。また、そもそも青山学院大は吉岡光人牧師が東神大に入る前に卒業した母校でもある。



 そのようないくつもの縁続きで、この9月26日(日曜)に行われた80周年記念礼拝・修養会に吉祥寺教会は山北議長を講師として招待、記念礼拝・修養会を担当した。この山北議長がいったい、どのような問題を抱えた人物であるか、どのような問題を指摘されているかについては、吉岡牧師夫妻は十分に知らされているし、また実際に知っている。山北牧師は、エジンバラ国際大会クリストファー・サン国際大会など異様な新興プロテスタント系の聖会イベントに名誉会長・名誉顧問として多数参加している。いつも大川従道奥山実峯野龍弘らと名を連ね、キャンパスカルの母体になっている金圭東ヨハンキリスト教会)らと「総力救霊運動」の誓いを立てるなど、問題が多い牧師。ヨハングループ最大のイベント、夏の「コスタジャパン」の講師として今年は山北が説教予定だったが、直前にこれが批判されて問題となり、土壇場で山北からこれをキャンセルした騒動があった。



 http://dailycult.blogspot.com/2010/07/blog-post_31.html

 http://yokohama.yohan.jp/2008/01/post-21.html

 http://tokyo2010.jpn.org

 http://www.christiantoday.co.jp/news.php?id=882&code=mis



 http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/51843285.html

 http://www.eiko-church.com/archives/000689.php

 http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/52139417.html



 また、『幸いな人』を創刊し「弟子訓練」の提唱者として知られ、現在、準強姦罪で刑事被告人となった韓国人牧師・卞在昌(ビュン・ジェーチャン)とも親交を持っていた数少ない教団牧師の一人である。卞のイベントで主賓の講師として招かれ、武蔵野福音自由教会除名、按手無効になった元JEA理事長の小川国光や、卞の出身母体で支援教会の呉正賢(オー・ジョンヒョン、韓国サラン教会)とともに説教をしている。



 全国小牧者コンベンション メイン講師に山北師、小川師ら  2007年01月08日

 http://www.christiantoday.co.jp/mission-news-573.html



 原理主義福音派財団、アメリカのアーサーS.デモス財団(Arthur S. DeMoss Foundation)が多額の資金を投じて日本中にばらまいた「パワー・フォー・リビング」を熱烈に推薦していた数少ない教団内の牧師であり、また、統一教会系の組織であるクリスチャントゥデイを一時、創刊のお祝いに推薦文を出し、後にこれを取り消す羽目になったこともある。



 http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/51715694.html

 http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_01/g2007010914.html



 他方で、新興プロテスタントによる独裁カルトが多数発生して混乱に陥っている沖縄教区に対しては、プロテスタント150周年記念大会開催問題、教団への代表者派遣争いなどから沖縄教区への支援金半額打ち切りなど制裁的な処分を行い、沖縄教区との間に深刻な対立を生んだ。沖縄では独裁カルト教会が多く蔓延し、プロテスタント教会は壊滅的な牧会上の破綻を来している。



 さらに、20歳の女性教会職員に対する性的加害行為を起こし民事訴訟で複数の敗訴が確定した粟津安和(熊本白川教会)の猥褻事件や、その責任を粟津に追及したかつての副牧師、武蔵ヶ丘教会・宮川経範牧師への不動産争いにかこつけた敵対的民事提訴事件では、二件とも粟津の完全敗訴に終わっているが、これを山北自ら現地調査を行きながらロックアウトで独裁教会にしがみつく粟津を何と軽い戒告処分だけで終えている。



 また、公然と大東亜史観に立つ手束正昭兵庫県高砂教会牧師)が、戦後の教団の綱領である教団の公式な戦争告白を明瞭に否定、教区への負担金支払拒否を起こしても何の処分も行わない。処分を行わないどころか、その手束正昭が主宰している聖霊刷新協議会に山北牧師自ら講師として招かれ説教をしている。



 参照 http://seirei-sasshin.com/news/19/19.htm



 さらに、伝道イベント「ラブソナタ」を始めた新興韓国系オンヌリ教会の河用祚(ハ・ヨンジョ)創始者であり、すでに明らかになった独裁カルト牧師や不祥事教会が数多く名を連ねるCGNTVにも自身の枠を持って出演している数少ない日本基督教団の牧師。

 

 http://japan.cgntv.net/sub.asp?pid=2333



 独裁カルトの不祥事牧師が多数執筆していることで知られる「リバイバルジャパン(旧リバイバル新聞)」とも親交を持ってきたが、先の山北議長が美人局に引っかかってそれが報じられた事件では、親しい間柄だったはずの谷口編集長からも反省と自戒を求められた。



 http://d.hatena.ne.jp/religious/20100905/1283695238



 吉祥寺教会には青山学院関連の信徒が何人かおられ、青山学院大・経済学部の黒沼健教授が長く長老を務めてきたこともあり、山北議長のことについて何も知らなかったはずはない。それでもなお教会創立80周年記念礼拝の講師に山北宣久議長が招待されこれが行われたのであった。



 日本基督教団 吉祥寺教会

 〒180−0004   武蔵野市吉祥寺本町2−14−19  

 電話: 0422−22−4978  

 FAX: 0422−21−0683

 

 創立     1930年9月21日  

 牧師     吉岡光人・康子

 礼拝     日曜日  午前10時

 日曜学校  日曜日  午前8時30分