旧ターミナルエコービル、解体 新設工事中

fb96a10d.jpg 人気漫画、「ろくでなしブルース」にもしばしば登場した名物ビル、旧ターミナルエコービル。かつては地上げの舞台として現在は服役中の許永中らが暗躍した国際航業事件で名が知られたところでもある。その後、長く幽霊ビルであったが、ユザワヤが入居してから客が戻り、老朽化とアスベスト除去のため全面的に解体して現在、京王グループが新設工事中。完成すると京王ホテルと京王電鉄井の頭線吉祥寺駅直結出入り口などが作られる。

 
 吉祥寺駅南口方面を吉祥寺大通の南東から見るとこのような感じに。青空がぽっかり見えるこうしたアングルは今しか見られない。


 ここは昔、多摩青果という野菜や果物の卸売り市場であった。中央線も高架化されておらず、この市場に直接貨物線が乗り入れていた時代がある。その後、多摩青果は三鷹市役所横の土地(現在は大屋根広場、駐車場として知られる)に移転し、それを境にこの吉祥寺駅前市場はなくなった。市場はさらに今、国立府中の市場のみに統合されている。


 2014年春の竣工を目指し、新駅ビルが建設中である。