ガソリンスタンドが消える

636a7ffe.jpg 原油価格の乱高下が始まって以降、徐々に経営が悪化したガソリンスタンドがこの10年で急減したが、極めて堅牢に作られているガソリンスタンドは例えば地震、災害の時の救援拠点としてなど活用される余地が高い面もある。実際、阪神大震災の時にはガソリンスタンドだけは無事に倒壊を免れここが救援物資の配給拠点として使われた。



 こうした経験を踏まえて減りつつあるガソリンスタンドを再活用する可能性を探ろうと「スタネット」という会社が吉祥寺にある。1級建築士として街作りにも関わる人々によって作られた。



 http://www.stanet.jp



 株式会社スタネット

 設立        2005年6月

 資本金      1000万円

 

 180-0004 

 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-36-12

 電話        0422-22-7147

 FAX       0422-22-7145





 なお、このガソリンスタンド急減の理由については、今夜放映のクローズアップ現代で紹介される予定。



2011年 2月10日(木)放送  

ジャンル:経済 地域 生活・食糧

ガソリンスタンドが消える (NO.3001)

小嶌 正稔さん(東洋大学教授)



 今、ガソリンスタンドが急速に地域から姿を消している。理由は不況による節約志向やエコカー普及などによるガソリン需要の減少。09年度は1年間で1733ヶ所が消滅、平成になってから最多の減少数となった。過疎化が進むもともとスタンドが少ない地方では、ガス欠が頻発したり、高齢者がガソリンを入れるためだけに遠出を強いられるなど、くらしに深刻な影響が出始めている。「ガソリンスタンド過疎地」と呼ばれる自治体は全国で200を超え、存続を訴え署名運動に発展した地域もある。こうしたなかで閉鎖したスタンドの運営を住民組織が引き継ぐなどの取り組みも各地で始まっている。身近な生活インフラをどう守るのか。揺れる現場から伝える。



  

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 スタネットとは

 私たちは、SS(ガソリンスタンド)という場所がもつ多面的な潜在力に着目することによるさまざまな事業展開の可能性を追求し、企画・提案・サポートの一貫したサービスのご提供させていただきます。



 私たちは、それによってSSが「地域社会の貴重な公益的インフラ(社会基盤施設)」としてますます発展・進化し、かけがえのない存在として社会に浸透してゆくことを目指しています。



 私たちは、地球規模でおこっている生活・暮らしのスタイルの大きな転換期の中で、これからの公益的インフラのあり方について社会デザイン(ソーシャル・デザイン)の観点から考えてゆきます。



スタネットの考えるこれからのSS像

1.各種プロモーションのためのロケーション

2.ドライブシーンに欠かすことのできないサービスプロバイダー

3.新たな情報発信拠点となるメディア

4.消費者との密接な接点をもつインターフェース

5.地域社会のサービスステーション





主な事業

・SS店頭における試供品や告知ツールの配布コーディネート

・SSネットワークを活用した広告プロモーションの企画・実施

・ドライバーに対するニーズ把握調査の請負

・閉鎖SSの有効活用コンサルタント

・その他SSを情報拠点として活用したネットワークの構築



 建築家を中心にして組織された㈱スタネットは、SSの事業多角化や閉鎖SSの有効活用の可能性を建築・都市デザインの観点から調査・提案・実践することを主な目的として2005年に設立。前身は「SS再生計画実行委員会(SSC)」(1999年~2005年)。SSをさまざまな顧客とのインターフェースと捉え、再生計画コンサルタント事業、リサイクル拠点事業、マーケティング拠点事業、サンプル配布拠点事業等を実践。全国に満遍なく点在するSSという状況に着目することで、地域の公益的インフラとしての存在価値を広く発信し、異業種とも連携しながら事業活動を展開。



1999年    SSC(SS再生計画実行委員会)として活動を開始

2000年    リサーチ&レポート事業を開始

2005年    株式会社スタネット設立

2006年    SSメディア事業を開始

2008年    フリーマガジン「みちみち」発行





 SS力再考

 全石連(全国石油商業組合連合会)発行の業界新聞「ぜんせき」で連載中の記事です。SSが本来持っている潜在力に焦点をあて、その可能性を探っています。



01:SS の潜在力はスゴイ。活用しないとモッタイナイ。

02:「既にいっぱいある」という点在状況を活用する。

03:SSの立地力に目を向ける。

04:SSの空間力に目を向ける。

05:SSの現場力を再認識する。

06:SSがECOプラットフォームになる。 その1

07:SSがECOプラットフォームになる。 その2─SSのECOウォール化提案

08:SSがECOプラットフォームになる。 その3─SSのECOルーフ化提案

09:「点在するSS×交通」で「SSができること」──データ篇

10:「点在するSS×交通」で「SSができること」──アイデア

11:「点在するSS×観光」で「SSができること」 その1

12:「点在するSS×観光」で「SSができること」 その2