[]清水昶 逝去

 吉祥寺在住の詩人、清水昶(あきら)さんが30日、心筋梗塞のため死去。葬儀は近親者のみで行うが、後にしのぶ会を行う予定。自宅は東京都武蔵野市吉祥寺北町1の30の7。喪主は妻昭子(あきこ)さん。



 同志社大法学部卒。1960年代にデビューし、初期の代表作「少年」は大学紛争期の学生らに愛唱された。苦悩する人々の心情や諦念を叙情的にうたった詩のほか、評論、エッセーも多い。詩集「楽符の家族」「さ迷える日本人」「荒城の月」、評論集「石原吉郎」など。兄の哲男さんも詩人である。