ハモニカ朝市

kissho2011-07-05

 吉祥寺駅北口駅前に広がる低層の商店街、「ハモニカ横町」。先月19日に「ハモニカ朝市」が開かれた。

 ポスターをチェック中の飯田園江さん(左)と林宏美さん


 土日は人手が多い横丁だが、暗くて狭い通路が敬遠されて平日の日中はすいている。朝市は初めての試みになる。

 企画したのは、横丁で中華料理店を営む飯田園江さん(44)や生花店林宏美さん(35)ら20-40代の若手経営者である。

 
 終戦直後の闇市から続くという横丁には、狭い通路に約100軒がある。店の間口が狭く、ハーモニカの吹き口に似ていることが名前の由来である。

 
 観光地並みの人出になる土日も、お金が落ちない。飲み屋さんなど日中、シャッターを閉じた店が少なくないのも理由のひとつ。特にこの数年で夜間営業の飲食店が増えた。「商店街」ではなく「飲み屋街」のイメージでみられることが多く、地元民にはあまり印象が良くない。

 朝市には20店舗が出店。午前7-10時、地場野菜や雑貨類、手打ちそば、婦人服、生地などを販売する。今後も月1回のペースで開く予定。

 東日本大震災で被害を受けた魚介類の缶詰も販売される。操業停止に追い込まれた水産加工業者が缶詰の在庫を抱えて困っているものを400缶仕入れて販売もされる。