「津波が来た学校−石巻・湊小学校」  写真展 160枚

78532266.jpg 松田隆夫さんが準備しているところ。


 東日本大震災で被災し、避難所となった石巻市立湊小学校の様子を撮影した写真展

 「津波が来た学校−石巻・湊小学校−」

 が4−9日、武蔵野市吉祥寺本町一の吉祥寺レンガ館二階ギャラリー「あーとらんだむ」で開かれている。

 
 元高校教師松田隆夫さん(65、吉祥寺在住)が撮った津波の被害跡や子どもなど、百六十点が展示。

 

 松田さんが石巻に入ったのは震災の十日後。武蔵野市立第四小学校で同級生だった友人の安否を確認しに出かけた。


 友人は無事だったが、写真館を営む友人宅の片付けを手伝った後、二千人以上が避難していた湊小でボランティアを始めた。



 湊小では四月下旬に授業を再開したものの、教室が確保できず、すぐ休校に。佐々木丈二校長が生徒を前に、授業ができないことについて大人を代表して謝りますと頭を下げる姿があった。


 
 吉祥寺の知人に呼び掛け、本や文房具などの支援物資を集めて石巻に運び、授業再開に必要な書類づくりなどの支援を続けた。湊小は近くの中学校の空き教室を間借りし、五月九日に授業再開にこぎ着けたが、バス通学でストレスの多い環境に、生徒も教師も疲れ切った。



 もっと大きな力で湊小を支援しようと、松田さんは元教師の仲間に呼び掛け、七月に「湊小学校を応援する東京の会」をつくり、継続して支援を続けている。




 開場時間は午前11時半ー18時半(最終日は15時)。

 入場無料。
 
 問い合わせは湊小学校を応援する東京の会 090(9382)5002