[]吉祥寺の銀行ATM 月末で長蛇の列

34ba0d3f.JPG 給料の支給日は25日だと思うのだが、その直後の月末だからだろうか、どこも吉祥寺の銀行ATMは長蛇の列だった。三菱東京、みずほ、三井住友など。みずほ、三井住友に至っては店外まで列が続くありさま。幸い、天候が穏やかな晴れだったから良かったものの、雨が降っていたらどうしようもない。

 

 銀行はもう少し、ATMの利便性、ネットバンキングの整備についてきちんと対応し、こういう混乱を解消してもらいたいもの。莫大な公的資金の注入を受けて経営を立て直し、未だに住友信託以外は法人税すら支払っていないのだから。繰越欠損金を抱えてこれから先も当分の間、法人税を払う必要がない。全メガバンクを含めてのことである。サブプライムローンの焦げ付きでさらに先行きが怪しくなった。日本の金融界は

 

 「全く懲りない人たち」

 

 の集合体であり、サブプライムと不動産信託投信=Jリートの二つは以前からどう考えても異常な事態に突入しており、今後、元本割れの投資信託などが続出して大問題になるだろうと私は思う。サブプライムは年を越えればさらに特損の金額が膨らむに決まっている。あまりに怖くてだれもいえないに過ぎない。Jリート姉歯耐震偽装事件以来、建築確認が厳格化され新規の住宅、マンション着工に時間が掛かるようになっており、追加で大きな不安要因が付け加わった。



 私が最も呆れているメガバンクトップはみずほの前田晃伸。3つの銀行システムを統合した際に振込や決済の大幅な遅れなど大失態を演じた際のトップが今も持ち株会社みずほホールディングスの社長をやっている。サブプライムローン問題の焦げ付きをつい先日、記者会見で説明した際、だれも予測できなかったことだ、と弁明。金融のプロの資格はゼロである。まるで素人がやって失敗した時の言い訳並に稚拙な対応。あの様な男が未だにトップをやっている銀行とはいったい、何なのだろう。