[]吉祥寺のファミリーマート

d8119074.JPG ヨドバシカメラ前を通っている吉祥寺最大幅を持つバス通り、吉祥寺大通りと五日市街道が交差する地点、ここは交通量・歩行者数ともにたいへん多いが、人間はただ通り過ぎてしまうだけで商売をするには鬼門とされている地である。西友百貨店の地下タワー駐輪場と納品用トラック搬入口、紳士服のはるやま、24時間ファミリーレストランデニーズ、それに地元に代々続く地主の戸建て・併設された駐車場がある。長く営業して踏みとどまっていたデニーズは閉鎖が決まり現在取り壊し工事中。はるやまも売れ行きがあまり芳しくないようだし、西友の駐輪場も一時、完全に閉鎖されていた時期が長くあった。



 そして、西の方向、三鷹や田無の方角へ抜ける角にこの40年来、大問題になっていた廃屋住居が取り壊され、先に竣工したばかりの新ビルが営業を始めている。1Fのテナントがなかなか決まらなかったが、ファミリーマートが入ることになり、内装工事が終わって現在、営業をスタートさせている。開発業者も新興企業であり、2F以上の階上も住居部分を含めてあまり入居者が決まっていないらしく、近時、問題になっている最新の不動産バブル崩壊の煽りを受けているように見受けられる。



 このファミリーマートは吉祥寺に主要店舗として5店目。今回の店舗の目と鼻の先にも別のファミリーマートがすでに五日市街道に面して営業している。なぜ、この場所に出店したのだろうか、お互いに顧客を食い合うだけで駐車場スペースも作れずに苦戦するはずだが、と思っていたところ、意外なことが。これら全店舗はみな、同じ人が経営しているファミリーマートであった。ポストに投函されていたチラシを見るとファミリーマートフランチャイズ一筋に長年、吉祥寺で奮闘してきたある女性社長が経営者として新規店舗開店を行ったもの。店舗相互間で品切れの品を融通し合ったりとあれこれ相乗効果を狙っているのかもしれない。

 

 ファミリーマートはヤフーゆうぱっくの発送可能なコンビニエンスストアとしてローソンとともに人気がある。ローソンの端末であるロッピより使い勝手が良いからか、ファミマは利用者が多い。