上村淳之展−唳禽を描く

30ebc0c8.jpg 吉祥寺駅北口3分、伊勢丹百貨店新館の6Fにある武蔵野市立吉祥寺美術館。

 

 武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0385)

 

 ここで今、



 「上村淳之展−唳禽を描く」

 

 が開催されている。「うえむらあつし」と読む。たいへんな愛鳥家として知られる画家でもある。



 上村画伯、および松伯美術館などの協力があり、初期から近年に至る数々の花鳥画作品を展示している。



 1933年(昭和8)年京都生まれの日本画家の上村さんは、京都市美術大学在学中、新制作協会展に入選。創画展を中心に作品を発表。2002年芸術院会員。京都市立芸術大名誉教授。京都市学校歴史博物館館長。松伯美術館館長。



 アトリエの名が「唳禽荘」という。「れいきんそう」と読み、「瑞鳥の鳴く家」という意味であり、彼の父、松篁さんが名付けた。実に263種1,600羽の鳥類を飼育している。日常的に鳥類を観察していることから鳥の生態や動き、形態に熟知しており、飼育者としても一流。動物園の飼育係がアドバイスをもらいにくることもあるそうである。



 「唳禽荘」は非公開だが、奈良と京都の県境の小高い丘陵地にある総面積およそ1万坪の敷地。父、松篁(しょうこう)さんの時代から受け継いだ土地である。



 上村さんが講師を務める講演会 「何故 花鳥画か」(9月5日)

 筝演奏グループ「和音」演奏会 「唳禽を聴く」 (8月22日)

 

 定員は90人。電話予約



 開館時間は10時〜19時。入館料100円

 (小学生以下・65歳以上・障害者は無料)

 9月27日まで(8月26日は休館)