[]一坪の奇跡 和菓子店「小ざさ」

4925f4ea.jpg 吉祥寺駅北口に広がる「ハモニカ横町」商店街。ほとんどの区画が戦後の闇市から始まった場所で今もその当時から続く商店が多く営業している。土地の権利関係なども非常に複雑で、曖昧なまま今に至っている謎の一角。



 このハモニカ横町の片隅にあり、ダイヤ街チェリーナードに面して肉屋サトウに隣り合っている和菓子店「小ざさ」。最中と羊羹だけを販売して60年。わずか1坪の店舗であるが、年商3億円。1日150本限定のようかんを買い求めるため、顧客は毎日早朝4〜5時頃から行列を作り始めることがあるという伝説の店である。



 2代目社長である稲垣篤子さんがここまでの歴史を振り返りながら人気の秘訣を明かしたのがこの「一坪の奇跡」。初代社長=実父の伊神照男(故人)の教えを受け継いできたことが分かる一冊。



 取引先との信頼関係作りの大切さを伝える「問屋は育てるもの」や、異なる視点で物事を捉える必要性を説く「そのものを、そのものと見るな」など、含蓄のある言葉が並ぶ。





書名 :一坪の奇跡

著者:稲垣 篤子

出版社:ダイヤモンド社

ISBN:9784478013632

価格:1,500円



1坪の奇跡―40年以上行列がとぎれない 吉祥寺「小ざさ」味と仕事1坪の奇跡―40年以上行列がとぎれない 吉祥寺「小ざさ」味と仕事
著者:稲垣 篤子
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ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社
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