[]南北多摩合戦

453ab8d1.bmp 武蔵野市を本拠地にするサッカーJFLに参加しているクラブチーム、「横河武蔵野FC」。ジュニアユース、ユースチームも保有し、これらは全国有数の強豪として知られている。



 明日、4月24日、町田市立陸上競技場(町田市)で「町田ゼルビア」と対戦。この両者の戦いは「南北多摩合戦」と呼ばれて、共に多摩地区をホームに持つチームとしてファンの歓声が沸く。フロンターレ川崎とFC東京の対戦が「多摩川クラシコ」と言われるようにこのような特別な呼びかたをして盛り上げられている。



 町田ゼルビアはもう一段階上のJ2リーグへ昇格を目指して本気で取り組んでいるチーム。J2に上がる意思がなく横河グループの支援を受けている横河武蔵野よりも選手と監督だけでなくファンが殺気立っていることがある。



 全国18チームが所属する日本フットボールリーグ(JFL)はかつてJリーグがなかった頃の雰囲気を残すのどかな風景がある。アマチュアリーグとはいえ、このトップが「Jリーグ」に昇格する審査を受けることができるため、Jリーグへの登竜門として上を目指す後発チームは努力している。



 1939(昭和14)年に横河電機の社内同好会の発足からスタートしたが、1978(昭和53)年に関東リーグに昇格。1999年にJFLに昇格し、JFLでは最古のチーム。独立したクラブチームだが、横河電機の支援を手厚く受けているので練習場所などにも恵まれている。



 町田ゼルビアJFL加盟3年目で設立からは13年目の比較的若いチーム。東日本大震災の影響で開幕が延期された試合日程がついに開始される。