生誕100年 南桂子展

kissho2011-08-24

生誕100年 南桂子展 

「2人の少女と猫」 1969年
 
 エッチング・紙 群馬県立館林美術館蔵


生誕100年 南桂子

時をこえて刻まれた想い・まなざし

http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/ 

8月20日(土) - 10月10日(月祝)


前期:8/20(土)-9/13(火)

後期:9/17(土)-10/10(月・祝)


※前後期で作品を入れ替え。


休館日:10/5以外の水曜日、9/15(木)、16(金)



チラシ・ポスターに誤記載がありますが、前期最終日9/14は水曜日のため臨時休館。



 銅版画家「南桂子」 吉祥寺美術館で生誕100年展


 旧伊勢丹百貨店ビル、コピス吉祥寺A館7階の「武蔵野市立吉祥寺美術館で、「生誕100年 南桂子展 時をひえて刻まれた想い・まなざし」が開催されている。



 南桂子は1911(明治44)年、富山生まれ。詩作や絵画制作に親しみながら多感な少女時代を過ごし、戦後間もなく上京。多くの芸術家たちと交流を深める中、銅版画家・浜口陽三と出会い銅版画の魅力に目覚めていく。その後、浜口陽三と共に約30年間をパリで、14年間をサンフランシスコで過ごす。長い海外生活の中で、浜口陽三の制作活動を献身的に支えながら、自らも詩情あふれる世界を多くの銅版画に残した。1996年に帰国。2000年に浜口陽三が死去、2004年には桂子が心不全で逝去。



 展覧会に合わせて行われた吉祥寺美術館所蔵の原版調査では、そこに施された多くの工夫が徐々にひもとかれつつある。完成された作品だけではなく、原版や素描などの制作過程を垣間見ることにより、作家の意図やこだわりを感じていただけるはず」と平賀さん。生誕100年を機に開催される同展は、銅版画を中心に油彩画、デッサン、原版など約100点を時代別に再検証し、銅版画家・南桂子の姿を浮き彫りにする。「後期展示(9月17日-)では銅版画作品が大きく入れ替わる。前期・後期合わせてより深く南桂子の世界を堪能してほしい」とも。



 同展関連のワークショップとして、版画家・絵本作家のむらかみひとみさんが講師となり、柔らかく彫りやすいリノリウム材を使用した凸版の制作を学ぶ「リノカット版画」(9月10日)、銅版画家の光平伴治さんを講師に迎え銅版画を制作する「ソフトグランドエッチング
(同17日)も予定。参加方法は同館ホームページで確認できる。



 開館時間は10時-19時30分。
 
 前期=9月13日まで
 
 後期=9月17日-10月10日
 
 水曜休館。入館料は100円(小学生以下・65歳以上・障害者無料)